裁断機の生の比較体験レビュー 価格と価値編
裁断機 価格と価値の比較体験レビュー
価格と価値のバランスは絶妙に取れている
それぞれに長所と短所が混在している
利用者の使い方や目的で自在に判断すれば、それが正解だと感じる
自炊に人気の3機種は全て価格的に妥当だと感じてます
「価格」って性能や処理能力など享受できる価値に対して妥当かどうか・・・だと思うんですね。
3機種全てを体感してみて市場での価格って見事だなぁーなんて思ったりしました^^ それぞれに特徴があり、メリットデメリットが混在するなかで、現在の3機種の販売価格って、概ね妥当・・・というのが僕の率直な感想です。
PK-513L 3万2000円前後 |
DC-210N 1万2000円前後 |
PT6176 1万1000円前後 |
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---|---|---|---|
裁断がスムーズで鋭い切れ味か | ○ | ○ | △ |
裁断時に必要な力は適当か | ○ | ○ | × |
正確な裁断位置を簡単に導けるか | ○ | ○ | × |
大量の処理がスムーズか | ○ | × | ○ |
小規模冊子等の処理が可能か | ○ | ○ | ○ |
仕上がりの品質は問題ないか | ○ | ○ | △ |
安定利用に適するか | ○ | ○ | △ |
保管や設置が面倒でないか | × | ○ | × |
故障時等のメーカーサポートの有無 | ○ | ○ | × |
消耗品の安定入手 | ○ | ○ | △ |
数値化合計 | 28 | 28 | 18 |
「享受できる価値と価格のバランス」を考慮して最適な裁断機を選ぶことが重要
プラスPK-513L
PK-513Lは大型の高品質の裁断機であり、処理能力も高い上に仕上がりの品質や安全確保への配慮、メーカーサポートなど幅広い要因において、高い価値を実現できていて、高額であることは妥当だと感じます。
逆に言えば、高額だからこそ、広い範囲に渡って高い水準・品質が実現できていると言えます。
カールディスクカッターDC-210N
カールディスクカッターDC-210NはPK-513Lに引けを取らない水準の裁断が可能ですが、やはりコンパクトなディスクカッタータイプということで処理能力が限定されます。その分、価格は抑えられ1万2000円前後の水準での販売となっています。
裁断機という性格上、裁断の処理能力は非常に重要な要素ですので、PK-513Lとの価格の開きはあって当然だと思います。
大型ペーパーカッターPT6176
大型ペーパーカッターPT6176の価格も妥当だと感じます。確かに裁断の処理自体は一度にたくさんのものに対応できるわけですが、やはり、メーカーが日本に拠点を持っている状態ではないため、事実上、保証などは一切存在せず、故障時の有償サポート等も受けられません。
現在は替刃など消耗品を扱っている販売業者さんも増えているので当面は大丈夫だと思われますが、メーカーが日本に来ていない以上、長期的には不安を拭いきれません。
さらに裁断の仕上がりも、かなり慣れないと思い通りの水準を得るのは難しいので、1万1000円前後での販売となっているのでしょう。 これは大型でありながら極端に安い・・・ということではなく、ユーザーが得られる価値とのバランスが反映された価格であると感じます。
「価格と価値」に関する断裁機の体験的比較のまとめ
以上、3機種の価格と価値に関してルポしてみましたが、値段が高いから良いわけではないし、値段が安いからダメというわけではありません。
逆に、値段が高いから敬遠し、値段が低いから歓迎するということでもないと思います。
それぞれの価値と価格のバランスは妥当な水準なわけですので、要は、何らかの要因を優先させて選択し、それに見合った金額を支払う・・・ということですよね^^
優先させたい要因や他の特徴をしっかり把握した上であれば、どの裁断機を選択しようとも、価格的に失敗した・・・と感じることはないと思います。ただ、事前に徹底して情報を収集することは、かなり大事になってきますので、そこだけは手を抜かずにしておきたいところです。
導入前に何か気になることがある場合など、僕で分かる範囲であればお答えしますので、その時は質問メールでお知らせください。