小遣い稼ぎ目的の、いいかげんな情報を掲載しているサイトに注意!
裁断機とスキャナを使った自炊作業、かなり多くの人から注目されています。
アマゾンなどのネット通販サイトでも販売されてますから、自分のサイトで紹介してお小遣い稼ぎをする方が多いです。
それ自体は何の問題もないことです。
問題は、そのサイトやブログなどで書かれている商品に関する情報です。
これ、かなり要注意ですね。
そもそも、1機種を所有してる方のレビューを読んでいても、それは違うよな・・・って思うこともあります。
でも、それらは、一応、きちんと体験したうえでの感想ですから、購入を検討している方々にとって参考になりますよね。
ですが、完全にお小遣い目的のブログをやってる人が、ネット上の情報をあれこれ集めてるだけ・・・っていうパターンは注意が必要です。
本の特性上、ずれは絶対生じるもの
本を裁断するときと、PPC用紙を裁断する場合では、状況は全く異なります。
本は綴じられた状態になっています。
なので、刃の入る位置と出ていく位置が、絶対にずれるんです。
これは、どんな裁断機でも生じます。
最近見かけたサイトで、おいおい・・・って思ったものは、最新モデルは裁断性能が上がってるからズレがない・・・
みたいなことを、どっから拾ってきたのかわからないような画像を掲載して力説してるっていうサイトです。
裁断した背表紙を見せている画像ですが、その画像では、本を裁断すると必ず生じるズレしかわからない角度の背表紙が掲載されていました。
裁断機ごとの裁断性能を比べる時に対象となるズレは、もっと別の角度からでないとわからないんです。
なのに、いいかげんな画像を提示して、だから最新機種はズレがなく裁断できますよ・・・的なことを言って、購入をすすめていました。
6機種の裁断機を実際に体験してる私からすると、「はぁ・・・??」って思ってしまう内容でした。
これから裁断機を購入して自炊を楽しもうって情報を探している人からすれば、画像まで使って比較した感じを見せられれば、間違いなく信じちゃうでしょうね。
PK-513LNやPK-513LN-Aなどのプラスの新シリーズは、裁断性能が確かに向上していますが、でもそれは、寸法精度が向上しただけです。
根本的に、切る、裁断するという機能的な部分では、当初のPK-513Lシリーズから大きな変化はありません。
その辺り、間違って理解したまま購入されないようにしてくださいねーって祈るばかりです。
2012年7月13日